※この記事は、東京工業大学附属科学技術高等学校の科学部の皆さんからいただきました。
こんにちは、東京工業大学附属科学技術高等学校科学部です。 今日は、私たちが製作したはやぶさ2のカルタ「カルはや2♯」と、それを使ったカルタ体験イベントのご報告をします。
私たちは、はやぶさ2を題材にして最先端の科学技術のおもしろさをスゴロクやカルタで伝える活動「スゴはや2プロジェクト」を行っています。 2024年3月10日には、「みなとサイエンスフェスタ2024」(港区立みなと科学館主催)に参加して「宇宙だよ,全員集合!小惑星探査機はやぶさ2のカルタであそぼ!」と銘打ってカルはや2♯体験イベントを行いました。 イベントに参加してくれたキッズの年齢層は小学1-4年生で、はやぶさ2を知らない世代ですが、はやぶさ2♯のチャレンジのファンになってもらうことができました。みんなでまず「小惑星2001 CC21フライバイ」を楽しみにしています。
カルはや2♯では、読み札で はやぶさ2のミッション(はやぶさ2♯の予定を含む)や搭載機器を紹介し、絵札には、はやぶさ2が持ち帰った成果の画像と詳しい情報を得るためのQRコードを載せてあり、遊びながら はやぶさ2に詳しくなれます。 ちなみにこの読み札、「星の王子様に会いに行きませんか ミリオンキャンペーン2♯」に応援メッセージとして応募し、はやぶさ2の搭載メモリに載せてもらっている世界初?!"宇宙に読み札があるカルタ"なんです。今,はやぶさ2と一緒に宇宙を旅しています。
実は、この読み札の朗読に はやぶさ2プロジェクトのお仕事に携わった先生方、皆様をお迎えしました(1分の朗読動画で!)。手がけられたお仕事に関するものや、お気に入りの読み札を選んで読み上げていただいた動画は、48文字中34文字、36点のカルタを読み上げていただけました! 真摯な朗読や笑顔にプラスして、ミニ解説、工夫、そして、遊び心も楽しめる素敵な朗読動画です(図2)。ほとんどのキッズが、カルタを取ることを忘れるほど朗読動画に夢中になり、取ったカルタを動画に(映っている先生に)見せるキッズもいたぐらい身近に感じてくれました。はやぶさ2をまだ知らなかったキッズに はやぶさ2プロジェクトのライブ感を伝えることができ、興味を持ってもらえました。
(©東工大附属科学技術高校科学部)
もう一つ、はやぶさ2拡張ミッションチームがYouTubeなどで見せて下さっている "はやぶさ2♯のキメポーズ" をキッズにも伝授しました。とても好評でみんな積極的にやってくれました。 さらに、このピースサイン二つを重ね合わせて作った♯を目の前にかざして、中央の四角ではやぶさ2の絵をキャッチするアクション、名付けて「はや2キャッチ」をみんなで練習しました(図3)。 2026年7月の「小惑星2001 CC21フライバイ」の時には、はやぶさ2がいる方に向かって(肉眼では見えないですが)一緒に「はや2キャッチ」を実行するのを楽しみにしています。
(©東工大附属科学技術高校科学部)
参加のおみやげには、「小惑星2001 CC21フライバイ」を扱った「ふ」の絵札(図1右端)をプレゼントしました。この札に載せたのは池下章裕氏によるフライバイのイラストです。描かれている星の名前を考えるクイズに答えて・・・その名前を「小惑星2001 CC21命名キャンペーン」に応募すれば、本物の星に名前を付けられるかも知れない体験にチャレンジできます!その場ですぐ親御さんに頼んで応募してくれたキッズもいました。
当日、ブースには253名の方にご来場、ご参加いただきました。このイベントをきっかけに、これからもスゴイはやぶさ2♯の活躍やリュウグウ・サンプルからの発見について、一緒に応援を楽しみたいと思っています。 使用したカルタ「カルはや2♯」と朗読動画は、皆様のお手元で遊んでいただけるように科学部のスゴはや2プロジェクトのページでダウンロードできるようにします(2024年5月公開予定)。次のお正月にぜひみんなで遊んで下さい!
吉川真先生、三桝祐也先生には、このたびの朗読動画の収集にパワフルなお力添えをいただきました。朗読動画をご提供下さいました先生方、皆様には、はやぶさ2の成功を支えた底力が伝わる動画をご提供いただきました。
ご来場の大人の方が聞かせてくれた「はやぶさ2ってやっぱりスゴいわ…」という言葉を、お力を貸して下さった皆様とはやぶさ2♯へ御礼としてお届けしたいと思います。
がんばれ、はやぶさ2♯ !
https://sciclub.g.hst.titech.ac.jp/
(現在ホームページ移行中.2024年5月より再公開.上記URLから)
2024.4.1