ミッションミッション機器

機器名 目的・特徴 特記事項
多バンド可視カメラ 探査機の航法誘導のための撮影や、小惑星の科学観測を行う。  
レーザ高度計 探査機から小惑星表面までの距離を測る。  
近赤外分光計 鉱物の種類を調べる。特に、含水鉱物の分布を調べる。 3ミクロン帯の赤外線を観測。
中間赤外カメラ 小惑星表面の温度分布を調べる。 「あかつき」に搭載したカメラと同等。
サンプル採取装置 小惑星から表面物質を採取する。弾丸を小惑星表面に打ち込むことで、表面を砕いて物質を採取する。 「はやぶさ」で用いたものを改良。
地球帰還カプセル 採取したサンプルを、大気圏再突入の時の熱から守り、地上に届ける。  
衝突装置 小惑星に人工クレーターをつくる。重さ2kgの銅を秒速約2km/sで小惑星表面に打ち出す。 世界初の挑戦。
分離カメラ 衝突装置によってクレーターが形成される様子を撮影する。 「イカロス」の分離カメラの考え方を基本として改良。
モニタカメラ サンプラーホーンの先端を撮影する。 寄付金により製作。
小型ローバ(MINERVA-II) 小惑星に着陸して、ホップして移動しながら表面の観測を行う。 3台搭載の予定。
小型着陸機(MASCOT) 小惑星表面に降りて、4つの観測機器により小惑星のデータを取得する。 ドイツ(DLR)およびフランス(CNES)を中心に製作。