トピックス小惑星リュウグウで採取した大型の粒子

「はやぶさ2」は、小惑星リュウグウに2回のタッチダウンを行い、その表面物質を取得しました。
※リュウグウサンプルの画像はこちら

2回目のタッチダウンでは、サンプルキャッチャーのC室にサンプルが格納されました。C室から回収されたサンプルのうち、大型の粒子を並べた写真が図1になります。


図1 小惑星リュウグウで採取した大型の粒子(©JAXA)

ここには、大きさが3mmから1cmを越えるものまでが並べてあります。サンプルは、合成石英ガラス製のシャーレの中にありますが、このシャーレの大きさは外径が6cmです。また、シャーレの底面に刻印されているグリッドの間隔は5mmです。なお、写真の右下には3つの金属片が写っていますが、これらもC室から回収されたものです。この金属片は、サンプル採取時に発生した探査機起源の人工物(アルミ片)だと考えられています。 次の図2にはサンプル名を記載しました。


図2 小惑星リュウグウで採取した大型の粒子。サンプル名を記載。(©JAXA)

各サンプルの情報については、リュウグウサンプルのデータベース
    https://darts.isas.jaxa.jp/curation/hayabusa2/
で詳細な情報を検索することができます。

※参考情報  
サンプルのレプリカの展示が2022年6月12日から全国的に行われますが、そのレプリカの元になったものは、写真の下段中央のサンプル (C0002) です。

はやぶさ2プロジェクト
2022.06.08