トピックス日本機械学会賞(技術)を受賞しました

2020年度の日本機械学会賞(技術)を、はやぶさ2プロジェクトメンバーの武井悠人氏、佐伯孝尚氏、澤田弘崇氏、三桝裕也氏、津田雄一氏が受賞しました。日本機械学会賞は、日本機械学会が「日本の機械工学・工業の発展を奨励する」ことを目的として毎年表彰しているものですが、「小惑星探査機はやぶさ2における未踏天体地下探査技術の開発と運用」という内容で受賞しました。「はやぶさ2」の世界初の挑戦を評価していただきましたことを感謝致します。


2020年度日本機械学会賞(技術)の賞状
(画像クレジット:JAXA)

※関連情報:
日本機械学会プレスリリース:こちら
2020年度 日本機械学会賞受賞者:こちら
2020年度日本機械学会賞(技術)受賞概要: こちら

※受賞者からのコメント:
この度は栄えある賞を賜り、身に余る思いです。本成果は、はやぶさ2プロジェクト関係者の皆様を始め、関係各位のご尽力の賜物であり、心より感謝申し上げます。この喜びを皆様と一緒に分かち合いたいと思っています。今回対象となった技術は、小惑星探査機はやぶさ2において確立した「未踏天体地下探査技術」です。これは、衝突装置(SCI)・小型分離カメラ(DCAM3)による「宇宙機技術」に留まりません。遠隔運用・自律ロボティクスによる「運用技術」を含んだ「飛翔技術」全体として評価を頂きました。SCI・DCAM3はそれ自体が世界に類を見ない独自の装置です。その上で、それらに息を吹き込んだのが、運用訓練や検証などの準備プロセスを含む独自の運用技術でした。今回獲得した技術や知見は、後続の深宇宙探査ミッションへと引継ぎたいと思います。また、今回の受賞を励みに、更なる魅力的な探査技術の研究開発へと取り組んで参ります。
(武井悠人)

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受賞者の集合写真。左から、澤田氏、三桝氏、武井氏、佐伯氏、津田氏。
(画像クレジット:JAXA)

はやぶさ2プロジェクト
2021.6.9