はやぶさ2プロジェクトおよびMINERVA-IIプロジェクトが、第9回ロボット大賞 文部科学大臣賞を受賞しました。表彰式は、2021年3月30日に文部科学省にて行われ、三谷英弘 文部科学大臣政務官から表彰状と盾が授与されました。
第9回ロボット大賞 文部科学大臣賞の表彰状と盾
「はやぶさ2」のタッチダウンの際の自律航法誘導制御技術や、様々なバックアップ、パラメータ調整機能、地上シミュレーションを備えたシステム全体をロボット技術の一環として評価していただきました。今回は新型コロナウィルスの影響もあり、受賞者全体ではなく、各省庁での個別の授与式の実施となりました。
※第9回ロボット大賞のホームページ:https://www.robotaward.jp
※文部科学大臣賞:https://www.robotaward.jp/winning/index.html#R02
※はやぶさ2プロジェクトチーム/MINERVA-Ⅱプロジェクトチームの資料
※受賞者のコメント:
今回の受賞は、ロボティクス技術を活かした運用で、高い信頼性を確保しながら、前人未踏の領域における探査ミッションを達成したはやぶさ2のタッチダウン技術を評価していただきました。審査の中では、最終降下時の探査機自身による自律の航法誘導制御技術はもちろんのこと、低高度に至るまでの、GCP-NAVを用いた人力(地上からのコマンド送信)での航法誘導制御技術全体についても認めていただき、特に、15回にのぼる降下運用の際、毎回20時間に渡ってGCP-NAVを続けた、(JAXA内外問わず)AOCSのメンバーにとっては大変嬉しい受賞となりました。ご貢献いただいたはやぶさ2プロジェクトチームの皆様に、心から感謝しております。また、今回評価をいただきました、ロボット大賞審査委員の皆様、および主催者の皆様、三谷文部科学大臣政務官および文部科学省の皆さまに、深くお礼申し上げます。
以下の写真は、文部科学省で行われた授与式の様子です。
プロジェクターで説明資料を投影しながら質疑・懇談が行われた。
左から吉川真ミッションマネージャ、三谷英弘 文部科学大臣政務官、三桝裕也氏、吉光徹雄氏、
冨木淳史氏、照井冬人ファンクションマネージャ。
はやぶさ2プロジェクト
2021.04.02