トピックス第6回宇宙科学研究所賞が
「はやぶさ2」関係者に授与

第6回宇宙科学研究所賞が「はやぶさ2」に関係した萩野氏、木村氏に授与されました。

JAXAの宇宙科学や探査プロジェクトは、JAXAのメンバーだけでなくJAXA外の機関に所属する多くの方々の協力や支援に支えられて実施されています。 プロジェクト実施にあたって顕著な功績または貢献のあったJAXA外の方を顕彰するために、平成26年(2014年)から「宇宙科学研究所賞」というものが創設されています。 今年度(2019年度)の第6回宇宙科学研究所賞の受賞者の中には、二人の「はやぶさ2」関係者がいらっしゃいますので、ご紹介いたします。

一人目は、日本電気株式会社(NEC)の萩野慎二さんです。 萩野さんは、「はやぶさ」のときから探査機システムをメーカーの立場でまとめて来られました。 「はやぶさ2」においても萩野さんは豊富な経験に裏打ちされた対応をされ、JAXA側プロジェクトメンバーにとっても非常に頼れる存在でした。 まさに、「はやぶさ」そして「はやぶさ2」の生みの親の一人と言えます。

もう一人は、東京理科大学の木村真一先生です。 木村先生はCAM-Hというサンプラーホーンの先端を撮影するモニターカメラやDCAM3という分離カメラの開発に多大な貢献をしていただきました。 CAM-Hは一般の方々からの寄付金で搭載されたものですが、まさに一般の方々、木村先生、そして「はやぶさ2」プロジェクトの三者が組み合わさることで、 特にタッチダウンのときに多数の小石が舞い上がった驚くべき画像の撮影に成功したわけです。

「はやぶさ2」プロジェクトとしましても、このお二人には深く感謝致します。

※受賞式は、2020年1月8日に宇宙科学研究所で開催されました「第20回宇宙科学シンポジウム」の中で行われました。そのときの写真を掲載します。


萩野氏(左)と國中宇宙科学研究所長(右) [別ウインドウで開く]


木村氏(左)と國中宇宙科学研究所長(右) [別ウインドウで開く]

はやぶさ2プロジェクト
2020.01.29