ニュースはや2しごとずかん

  皆さんは、「はやぶさ2」管制室の集合写真を見たことはありますか?恐らく「こんなに大勢の人が関わっているんだ」と驚いたのではないでしょうか(私は初めて見た時そうでした)。もっと言うと実は、管制室にはとても入りきらないほど大勢のプロジェクトメンバーが「はやぶさ2」に関わっています。


 今回公開するWebコンテンツ「はや2しごとずかん」(「はやぶさ2」は親しみを込めて?メンバーから「はやツー」と呼ばれています)では、はや2プロジェクトの「中の人」たち—工学・サイエンス・マネージャ・サポートスタッフとしてはや2に関わっている人たち—が、探査フェーズでチーム毎にどのような役割を受け持っていたか紹介します。子どもたちにも読みやすいよう作られているので、皆で見て楽しんでください。初めて目にする単語や、興味深い仕事内容が見つかるでしょうか?そこからぜひアンテナを広げて、本やWebサイトを調べて知識を深めてみて下さい。もし機会があれば、トークライブや講演会で質問すると、はや2メンバーが喜んで詳しく説明してくれると思います。


 「はやぶさ2」探査機は、600 kg(打ち上げ当時)の本体に多くの機器と目一杯の計画を載せています。2020年12月6日、リュウグウへの往復飛行を成し遂げた「はやぶさ2」は、サンプル満載の玉手箱を約束通りに私たちに手渡すなり、休む間もなくまた新たな旅に出てゆきました。今、この瞬間も「はやぶさ2」は地球と通信を続けながら宇宙空間を前進しています。それと同時に地球では、リュウグウサンプルの分析が進展しています。これからもぜひ、「はやぶさ2」に関わる多様なしごとに注目していて下さい。はや2の科学と探査を皆で一緒に楽しみましょう!




管制室の集合写真(クレジット:JAXA)


松岡萌

はやぶさ2プロジェクト

2021.03.01