トピックス中間赤外カメラ(TIR)による地球-月の撮影
:その2

2015年11月26日の2時34分(世界時、日本時間:同日11時34分)頃、スイングバイのために地球に接近しつつある「はやぶさ2」が、中間赤外カメラ(TIR)によって、地球と月の撮影をしました。
撮像時の地球までの距離は約300万kmで、北極側から約52°の角度で撮像しました。11月10~13日の撮像のときに比べて地球も月の大きく、また地球と月の距離も離れて見えます。月の位置もおよそ半周しています。
TIRは天体からの熱を2次元で撮像する観測機器です。以下の大学・研究機関の協力によって開発・運用されています:宇宙航空研究開発機構(JAXA)、北海道大学、立教大学、千葉工業大学、会津大学、北海道教育大学、産業技術総合研究所、国立環境研究所、情報通信研究機構、東京大学、総合研究大学院大学、ドイツ航空宇宙センター(独)、マックスプランク研究所(独) 、オープン大学(英)

  • 2015年11月26日にTIRによって撮影された地球(中央)と月(右)。
    (©JAXA)
  • 説明図(©JAXA)