ニュース運用状況

2018/08/14

★「はやぶさ2」の状況(2018.8.6の週)★

今週は8/5~8/7にかけて、「重力計測降下」運用を実施しました。これははやぶさ2にとって、着陸と同じテクニックを使って小惑星へ降下する2回目の運用でした。到達高度は851m!リュウグウの重力を十分感じられる距離に近づき、貴重な近接画像を撮ることができました。いま宇宙研には、続々と国内外の研究者が集結しつつあります。相模原は、この人類にとって真新しい天体の科学的な議論で熱々です。

2018.8.13 Y.T.

2018/08/07

★「はやぶさ2」の状況(2018.7.30の週)★

先週高度約6kmまで降下した「Box-C」から、高度20kmの「Box-A」に戻ってきたのもつかの間、今週は、到着後初めてのクリティカル運用である「中高度観測運用」を実施しました。Box-Cとは異なり、24時間体制で厳密な位置制御を行いながら高度5km程度まで降下し、小惑星1自転周期の間、同一高度でホバリングを行い、小惑星の観測を行いました。最初のクリティカル運用ということで緊張した運用となりましたが、無事成功し今後の運用に弾みがついたと思います。来週もクリティカル運用である「重力計測降下運用」を実施します。

2018.8.6 T.S.

2018/07/31

★「はやぶさ2」の状況(2018.7.23の週)★

高度約6kmまで降下した「BOX-C」から高度20km±1kmの範囲に留まる「BOX-A」に戻ってきてホッとしつつ、「BOX-C」で撮像した画像をダウンリンクしました。7月25日に公開した画像のように、リュウグウの表面の凸凹がより詳細にわかってきました。この間に再び高度5kmまで降下してホバリングする「中高度観測運用」や高度1kmまで降下する「重力計測降下運用」の準備として、レーザ距離センサLIDARの設定の試験などを行いました。準備万端です。

2018.7.30 F.T

2018/07/23

★「はやぶさ2」の状況(2018.7.16の週)★

先週は、一時的に高度約6kmまで降りる運用を行いました。
接近してリュウグウのより詳細な観測を行いました。データのダウンリンクはこれからです。
普段の「BOX-A」運用に対して、維持高度が異なるこの運用を「BOX-C」運用と呼んでいます。
順序を飛ばしてしまいましたが、「BOX-B」運用もいずれ行いますのでお楽しみに。

2018.7.22 S.N.

2018/07/18

★「はやぶさ2」の状況(2018.7.9の週)★

ホームポジション(高度約20km)での運用が続いています。
臼田局以外に海外局も使って、Ka帯でダウンリンクしたり、アップリンクトランスファーも行っています。
観測の方はBOX-Aの観測が行われており、ONC-T、LIDAR、NIRS3、TIRの各機器によるデータ取得を続けています。

2018.7.16 M.Y.

2018/07/12

★「はやぶさ2」の状況(2018.7.2の週)★
リュウグウ到着後の第1週は私たちにとってあっという間でした。人類にとって真新しい天体の風景をモニター越しに見ながらの探査機運用はなかなか乙です。

今週やったことは主に以下の2つです。
・小惑星上空20kmに精確にホバリングする技術の確立
・搭載の各種観測機器をリュウグウに向けて動作チェック

いずれも結果は良好。LIDAR(レーザー高度計)は小惑星対向で高度を計測し、Ka帯通信機はNASA深宇宙局を通じて高速でデータを送り始めました。探査機から送られてくる電波のドップラーシフトからは、はやぶさ2が小惑星の重力を感じていることがわかります。はやぶさ2のリュウグウ探査1週目は順調な滑り出しです。

2018.7.9 Y.T.

2018/06/27

光学電波複合航法における10度目の軌道制御(TCM10)を行いました。
これは“Arrival TCM”です。
2018年6月27日、09:30頃から09:35頃(日本時間)にかけて2回に分けてスラスタを噴射し、+x方向0.7cm/s、+z方向2.8cm/sほどの加速を行いました。軌道制御を行ったときの探査機-小惑星の距離は約20.7km、TCM10後の探査機の小惑星に向かう相対速度は約0.01m/s(1cm/s)以下でした。
ついに、リュウグウに到着しました。

2018/06/26

光学電波複合航法における9度目の軌道制御(TCM09)を行いました。2018年6月26日、10:10頃から10:20頃(日本時間)にかけて数回に分けてスラスタを噴射し、-x方向0.8cm/s、+y方向0.3cm/s、+z方向10cm/sほどの加速を行いました。軌道制御を行ったときの探査機-小惑星の距離は約23km、TCM09後の探査機の小惑星に向かう相対速度は約0.02m/s(2cm/s)でした。

2018/06/24

光学電波複合航法における8度目の軌道制御(TCM08)を行いました。2018年6月24日、09:30頃から09:40頃(日本時間)にかけて数回に分けてスラスタを噴射し、+y方向0.2cm/s、+z方向2cm/sほどの加速を行いました。軌道制御を行ったときの探査機-小惑星の距離は約38km、TCM08後の探査機の小惑星に向かう相対速度は約0.08m/s(8cm/s)でした。

2018/06/22

光学電波複合航法における7度目の軌道制御(TCM07)を行いました。2018年6月22日、09:30頃から10:40頃(日本時間)にかけて数回に分けてスラスタを噴射し、-x方向2cm/s、+y方向1cm/s、+z方向31cm/sほどの加速を行いました。軌道制御を行ったときの探査機-小惑星の距離は約45km、TCM07後の探査機の小惑星に向かう相対速度は約0.09m/s(9cm/s)でした。今回の軌道マヌーバにより、最終の垂直降下軌道に移行しました。あとはほぼまっすぐRyuguを目指します。

2018/06/20

光学電波複合航法における6度目の軌道制御(TCM06)を行いました。2018年6月20日、12:40頃から13:50頃(日本時間)にかけて数回に分けてスラスタを噴射し、-x方向3cm/s、+y方向1cm/s、+z方向35cm/sほどの加速を行いました。軌道制御を行ったときの探査機-小惑星の距離は約110km、TCM06後の探査機の小惑星に向かう相対速度は約0.4m/sでした。小惑星の重力が支配する領域(Hill圏:小惑星から約90km以内)に入っていきます。

2018/06/18

光学電波複合航法における5度目の軌道制御(TCM05)を行いました。2018年6月18日、11:00頃から12:10頃(日本時間)にかけて数回に分けてスラスタを噴射し、-x方向8cm/s、+y方向1cm/s、+z方向61cm/sほどの加速を行いました。軌道制御を行ったときの探査機-小惑星の距離は約220km、TCM05後の探査機の小惑星に向かう相対速度は約0.7m/sでした。

2018/06/16

光学電波複合航法における4度目の軌道制御(TCM04)を行いました。2018年6月16日、09:30頃から10:40頃(日本時間)にかけて数回に分けてスラスタを噴射し、-x方向10cm/s、+y方向1cm/s、+z方向44cm/sほどの加速を行いました。軌道制御を行ったときの探査機-小惑星の距離は約470km、TCM04後の探査機の小惑星に向かう相対速度は約1.3m/sでした。
今日は、ONC-Tの画面内に小惑星がおさまるように横方向速度を調整しました。また縦方向は距離が縮まったことに応じて、接近速度を25%減速しました。

2018/06/14

光学電波複合航法における3度目の軌道制御(TCM03)を行いました。2018年6月14日、12:40頃から13:50頃(日本時間)にかけて数回に分けてスラスタを噴射し、-x方向4cm/s、+z方向40cm/sほどの加速を行いました。軌道制御を行ったときの探査機-小惑星の距離は約750km、TCM03後の探査機の小惑星に向かう相対速度は約1.7m/sでした。

2018/06/11

光学電波複合航法における2度目の軌道制御(TCM02)を行いました。2018年6月11日、09:30頃から10:40頃(日本時間)にかけて数回に分けてスラスタを噴射し、x方向13cm/s、-y方向1cm/s、z方向26cm/sほどの加速を行いました。軌道制御を行ったときの探査機-小惑星の距離は約1320km、TCM02後の探査機の小惑星に向かう相対速度は約2.1m/sでした。これまでは横から滑り込むように小惑星へ接近していましたが、今回のTCM02により、小惑星を進行方向真正面に捉える軌道に入ったことになります。

2018/06/08

光学電波複合航法の最初の軌道制御(TCM01)を行いました。 2018年6月8日、12:30頃から13:40頃(日本時間)にかけて数回に分けてスラスタを噴射し、-x方向24cm/s、-y方向5cm/s、z方向14cm/sほどの加速を行いました。軌道制御を行ったときの探査機-小惑星の距離は約1900km、TCM01後の探査機の小惑星に向かう相対速度は約2.35m/sでした。

2018/06/08

2018年6月3日、小惑星リュウグウへの接近誘導の運用が開始されました。(小惑星までの距離:3100km)

2018/06/08

2018年6月3日、14:59(日本時間)に第3期イオンエンジンの運転が終了しました。これで、イオンエンジンの往路完走となります。

2018/02/20

本日(2018年2月20日)の12時(日本時間)から、イオンエンジンをこれまでの2台運転から3台運転に変更しました。イオンエンジンA、C、Dの同時運転です。

2018/01/10

本日(2018年1月10日)の14時(日本時間)から、「はやぶさ2」のイオンエンジン運転が開始されました。イオンエンジン2台(AとD)の同時運転です。

2017/12/28

小惑星到着前の最終イオンエンジン運転を2018年1月から開始する予定ですが、それに備えるため、12月26日、27日の2日間においてイオンエンジン稼働試験を実施しました。今回の試験ではスラスタ2台の同時運転を二日間で合計5時間行いました。結果は良好です。

2017/04/28

第2期イオンエンジン連続運転は、2016年11月22日~2017年4月26日に行われました。

2016/10/08

2016年10月08日の運用で、姿勢制御のモードをソーラーセイルモード(OWC)から三軸姿勢モードからに変更しました。

2016/08/04

2016年8月3日の運用で、姿勢制御のモードを三軸姿勢モードからソーラーセイルモード(OWC)に変更しました。

2016/05/21

イオンエンジンの追加運転を、2016年5月20日の21:00から5月21日の00:39まで行い、イオンエンジンの運転は正常に終了しました。イオンエンジンはAとDの2台を用い、探査機の進行方向とは逆の方向に、約40cm/sの加速を行いました。正確な軌道変更量については、今後、精密軌道決定を行って確認します。

2016/05/07

3月22日から始まったイオンエンジンによる連続運転は、5月5日の10:27(日本時間)に正常に終了しました。スイングバイ後の1回目(第1期)のイオンエンジン連続運転になりましたが、運転時間は約795時間でした。探査機は正常です。なお、Ryugu到着までに、あと2回のイオンエンジン連続運転が予定されています。

2016/03/23

イオンエンジンによる軌道制御は、予定通りに3月22日、22:55(日本時間)に開始しました。3台のエンジン(A,C,D)は順調に稼働していています。

2016/03/22

本日、イオンエンジンの運用を22:55(日本時間)に開始する予定です。いよいよRyuguに向けた本格的な軌道制御が始まります.今回はこれまでで最長のイオンエンジン稼働時間を予定しており、5月までにおよそ800時間運転させます。

2016/03/18

本日、姿勢制御のモードをソーラーセイルモード(OWC)から三軸姿勢モードに変更しました。これは、今後のイオンエンジン運用への準備のためです。

2016/03/01

4年ぶりの閏日も、そして本日も、「はやぶさ2」の運用は続いています。引き続き南半球の局からの運用で、主にキャンベラ局からの運用になっています。ソーラーセイルモード(OWC)を継続しています。

2016/02/01

本日、MASCOTの運用を行いました。MASCOTのスイッチを入れて、機器チェックをしました。このために、MASCOTチームメンバーが日本に運用に来ています。

2016/01/11

本日の運用から、姿勢制御がソーラーセイルモードと呼ばれるモードになりました。ソーラーセイルモードとは、OWC(One Wheel Control)とも呼ばれますが、リアクションホイール を1つだけ用いた姿勢制御法のことです。この運用は、3月末くらいまで続きます。

2015/12/28

「はやぶさ2」の運用は、定常の巡航運用となり、スイングバイの前後とは打って変わって非常に落ち着いた運用が続いています。年内は12/30まで運用があり、新年は1/3から運用が始まります。今年一年間、無事に運用ができたことを感謝しつつ、来年もよい年になることを祈りたいと思います。

2015/12/22

本日のキャンベラ局からの運用で、「はやぶさ2」の姿勢を、探査機の底面が地球を向いている姿勢から太陽電池パドルが太陽に向く姿勢に戻しました。これで、11月初めから始まった一連のスイングバイ運用キャンペーンは終了しました。Transfer(遷移軌道)フェーズの定常巡航運用に移ります。

2015/12/08

引き続き、南半球にある追跡局(アンテナ)を使って「はやぶさ2」の運用が続いています。追跡局としては、すでにお知らせしましたNASA深宇宙ネットワーク(DSN)のキャンベラ(Canberra)局に加えて、ESA(欧州宇宙機関)がアルゼンチンに持っているマラルグエ(Malargüe)局も用いています。今後、約5ヶ月間、これら2つの局にお世話になります。。

2015/12/04

NASA深宇宙ネットワーク(DSN)のキャンベラ局を使って,はやぶさ2の運用を行っています。今日は、軌道の計測と、スイングバイ用の探査機の特殊設定をひとつひとつ元に戻す運用を行いました。管制室は、まだ慎重な運用が続いております。
なお、NASA深宇宙局の運用状況は、以下のサイトでご覧いただけます。
https://eyes.nasa.gov/dsn/dsn.html
※はやぶさ2は、「HYB2」と表示されます。

2015/12/03

2015年12月3日19時8分7秒(日本標準時)頃、「はやぶさ2」は地球に最接近し、ハワイ上空約3,090kmを通過して地球スイングバイを行いました。その後の探査機の状況は良好です。今後、1週間から10日程度をかけて精密な軌道決定を行い、予定通りの軌道に投入されたかどうかを確認します。

2015/12/02

スイングバイに向けた運用状況の報告です。スイングバイ当日(12/3)の運用については、昨日(12/1)のうちにコマンドのアップロードが終わっています。本日は、地球の引力による軌道変化の影響を精密に把握するための測距(レンジ計測)を、主な運用として行っています。

2015/11/30

軌道補正マヌーバの3回目(TCM3)は、行わないことに決定しました。TCM2後の精密軌道決定の結果、地球スイングバイを行うにあたっては現在の軌道で問題ないことが確認されました。

2015/11/26

2015年11月26日の8:30から10時頃(日本標準時)において、軌道補正マヌーバTCM2を実行しました。RCSスラスタを予定通り約1秒間噴射し、TCM2は正常に終了しました。探査機の状態は良好です。今回も12基あるスラスタのうち4基を使いました。噴射は2回に分けて行いました。

2015/11/25

軌道補正マヌーバTCM2に向けた準備が整いました。TCM2として、2015年11月26日の8:30から10:00(日本標準時)において、RCSスラスターを約1秒間噴射する予定です。

2015/11/04

2015年11月3日の13時から15時頃(日本標準時)にかけて,軌道補正マヌーバTCM1を実行しました.RCSスラスタを予定通り約4秒間噴射し,TCM1は正常に終了しました.探査機の状態は良好です.
今回は12基あるスラスタのうち4基を使いました.精度よく噴射するために,噴射は4回に分けて行いました

2015/11/02

軌道補正マヌーバTCM1に向けた準備が整いました。TCM1を、2015年11月3日に行います。RCSスラスタを約4秒間噴射する予定です。
(RCSスラスタとは、主に姿勢制御用の化学推進系のことです。)
なお、TCM1の結果報告につきましては、その速報のWEBへの反映が間に合わない可能性がありますので、ツイッタ―に流します。