日刊工業新聞社が主催する「第50回日本産業技術大賞」において、小惑星探査機「はやぶさ2」が審査委員会特別賞を受賞しました。贈賞式は2021年4月8日に東京・大手町の経団連会館にて行われ、はやぶさ2プロジェクトからは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、日本電気株式会社(NEC)、三菱重工(MHI)から代表者が出席しました。
第50回日本産業技術大賞 審査委員会特別賞の賞状と盾
日本産業技術大賞は、日本の産業社会の発展に貢献した技術成果を、学識経験者などで構成される審査委員会が毎年選定し、開発・実用化した企業やグループを表彰するものです。今回の受賞は、小惑星探査機「はやぶさ2」の成果を評価していただけたものと考えます。今後もさらなる挑戦を続けていく所存です。
※関連情報:
日刊工業新聞社:https://corp.nikkan.co.jp/p/honoring/nihonsangyogijyutsutaishou
三菱重工:https://www.mhi.com/jp/news/210408.html
※はやぶさ2プロジェクトからのコメント:
「はやぶさ2」の成功は、産業界と学術界の力が結集して成し遂げたものです。今回の受賞は、「はやぶさ2」の探査機システムを担当した企業とJAXAが合同で受賞したという点で大きな意義を感じています。受賞式に列席した企業の方々とは、はやぶさ2の数々の困難をくぐりぬけた戦友です。ミッション遂行中は厳しい顔を突き合わせることが常だったので、ひととき緩んだ顔でリラックスした時間を共有できた自体が新鮮でした。大変栄誉ある賞をありがとうございました。
(はやぶさ2プロジェクトマネージャ 津田雄一)
以下の写真は、経団連会館で行われた贈賞式の様子です。




はやぶさ2プロジェクト
2021.4.26