トピックス「はやぶさ2」トークライブVol.12のお知らせ

「はやぶさ2」について2ヶ月に1回のペースで詳しくご紹介するトークライブですが、早いもので始めてからもう2年間が経とうとしています。探査機の方も、2014年12月に打ち上げられてから3年となります。そして、来年(2018年)は、いよいよ目的地である小惑星リュウグウへの到着となります。

第12回目になります今回のトークライブでは、『「はやぶさ2」に期待するサイエンスの成果』というテーマで、「はやぶさ2」のサイエンスチームメンバーともなっていますフランスと米国の科学者3人に、「はやぶさ2」のサイエンスについて熱く語っていただくことになりました。下記のように行いますので、是非、多くの方に参加していただけますと幸いです。ネット中継も行いますので、ご覧ください。

「はやぶさ2」トークライブVol.12
「はやぶさ2」に期待するサイエンス成果
日時:2017年12月2日(土)14:00〜16:00
場所:相模原市立博物館
講演者:アントネラ・バルッチ氏(パリ天文台)
    マイケル・ゾレンスキー氏(NASA)
    パトリック・ミッシェル氏(コートダジュール天文台)
司会・解説:吉川真(JAXAはやぶさ2プロジェクト)

  • 相模原市立博物館で参加される場合には、事前申し込みが必要です。詳しくは、こちらをご覧ください。
  • ネット中継は、こちらよりご覧ください。
  • トークライブは無料です。
  • 講演は英語ですが、日本語での解説があります。

講演者と講演内容を紹介します。



アントネラ・バルッチさん

■アントネラ・バルッチさん
(Antonella Barucci、パリ天文台 教授)
『ロゼッタミッションから小惑星リュウグウへ』

アントネラ・バルッチさんは、パリ天文台で小惑星の観測的研究をされており、日本との関係では、日欧共同の小惑星サンプルリターンミッション「マルコ・ポーロ」を検討したときのヨーロッパ側の代表者でした。ロゼッタミッションにも参加しており、今回は、ロゼッタミッションでの経験からリュウグウ探査についての期待を話していただく予定です。



マイケル・ゾレンスキーさん

■マイケル・ゾレンスキーさん
(Michael Zolensky、NASAジョンソン宇宙センター 宇宙科学者)
『「はやぶさ2」で地球の水の起源を突き止める』

マイケル・ゾレンスキーさんは、NASAのジョンソン宇宙センターで宇宙物質の分析を行っている研究者です。「はやぶさ」のときから日本の小惑星サンプルリターン計画に関係しており、「はやぶさ2」でもリュウグウのサンプル分析に関連して重要な役割を果たしていただくことになります。リュウグウのサンプルに何を期待しているのかを話していただく予定です。



パトリック・ミッシェルさん

■パトリック・ミッシェルさん
(Patrick Michel、コートダジュール天文台 宇宙物理学者)
『「はやぶさ2」— 若い世代に科学の魅力と面白さを伝えるミッション』

パトリック・ミッシェルさんは、フランスのコートダジュール天文台で、小惑星の軌道など理論的な研究をされています。アウトリーチや教育活動も非常に熱心に行われており、フランスのマスコミにも非常に多く取り上げられています。今回は、「はやぶさ2」への期待を話していただく予定です。


はやぶさ2プロジェクト
2017.11.25