トピックス高校生が小惑星リュウグウ観測に成功!

岡山県井原市にある美星スペースガードセンターと井原市美星天文台では、毎年8月に「星の学校」という高校生による観測体験合宿を行っています(*)。今年の「星の学校」は、8月8日〜10日に行われましたが、小惑星リュウグウが2016年8月8日に美星スペースガードセンター口径1m望遠鏡により観測されました。観測を行ったのは、兵庫県立舞子高校2年の辻希(つじのぞみ)さん、金村小春(かなむらこはる)さん、倉敷天城高校2年の伊藤友(いとうとも)さんです。このうち辻さんはデータ解析を実施し、リュウグウの位置測定と測光を行いました。測定結果は、小惑星の観測データを国際的に管理しているMPC(Minor Planet Center)に送られました。今回の観測は、リュウグウのより正確な軌道推定に貢献できるものと期待されます。

  • 図1:美星スペースガードセンター口径1m望遠鏡が観測した小惑星リュウグウ(赤四角の中)。
    2016年8月8日22時35分(日本時間)撮像。

  • 図2:美星スペースガードセンター口径1m望遠鏡が観測した小惑星リュウグウの動き。
    2016年8月8日21時59分から22時38分(日本時間)に撮像。
    この時、リュウグウは星が非常に密集した天の川付近を移動している。

*「星の学校」は、日本スペースガード協会(**)・井原市美星天文台・日本宇宙フォーラムの共催で行っています。
**日本スペースガード協会は、はやぶさ2地上観測チームの構成研究機関です。

はやぶさ2地上観測チーム 浦川聖太郎
2016.08.10

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「はやぶさ2」は,人類が訪れたことのない小惑星「リュウグウ」との往復航行をする宇宙船です.どんな冒険が待ち受けているか誰にも分からないけれど,きっと面白い航海になるはずです。どんな旅をするか,楽しみにしていてください。
(プロジェクトマネージャ 津田雄一)